自社式場が12個。社員が60名の今。【入社編】

2024.01.01

年に1回になってしまったこのブログ。
昔は、ブログを読みました。とご依頼いただく方も多かったですが。最近は全くないですね。
そりゃそうですね。 2024年は月に一つは書いて行きたいなと思います。

ただ、葬儀に役立つことはコラムに上げているので、こちらは気軽に思ったことを書きたいと思います。
今日は私の昔話です。興味無いかも知れませんが、自分の大切な葬儀を頼む会社の社長の人柄は、社員に伝染するものです。葬儀は人で決まります。 割りと大切かもしれません。 なんてたって、今の社員は全員私が面接して、採用してますから^ ^
かれかれ7年前のお話です。
さて私は、26歳の年にこの会社に入社しました。 入社と言っても代々続く家業である葬儀社なので転職とも違うのですが。

前職は輸入車の営業マンを3年やっておりました。 周りの上司、同僚、先輩に恵まれそれはそれは充実した社会人生活でした。
実際その時お世話になったお客様の葬儀もしましたし、お客様のご両親の葬儀もお手伝いさせていただきました。
こう見えて、実はTOPセールスマンだったんです。(過去の栄光にはすがりたくなるものですね。)

社会人を丸3年終えたところで、お正月に実家に帰り一年を軽く振り返ります。 男はなぜか年収の話しになりがちでして。
今の年収を伝えたところ。まぁでもそうですね、鼻高々に伝えたところ
父親に、『ふっ。』っと鼻で笑われてしまいました。 その時、まぁお客様にも経営者の方が多かったので、うっすら気づいてましたが、経営者というのはそんなにも違うものかと。そうかそうか。と。
そう思っていた時に父親から『葬儀屋やるか?』と聞かれ、誰がやるかい。と思っていましたが
3ヶ月後には退職をしてました。 ただ、これは名誉のためにも書きますが、実際3年連続TOPセールスをさせてもらい、会社に目標とする人が居なくなっていたので、転職は考えていました。決してお金のためではありませんでしたよ。本当に。

そこで急に葬儀屋さんに入社するんですよね。
4/1 初出社。 磯子区丸山の事務所に行ったんですよね。 びっくりしましたよね。
社員1人。パートさん1人。父親(社長)でした。 そんなに大きい会社だとは思ってませんでしたが、あれ?聞いてる感じと違うなぁ。と思い、父親にこれで俺の年収鼻で笑えるの?と聞きましたら
(俺という一人称は若かりし頃なので無視してください)
父親『いやー。一世一代の大勝負だったな。お前は商売・営業の才能だけはあるからさ、立て直してくれると思って』なんてサラッとすごいこと言ってました。 
そう実情は月に4件ぐらいの葬儀のお仕事と、信じられないくらい急な階段の、何色とも言えない色の葬儀場一つがあるだけでした。未だに色は例えられないし、見たことないですね。笑

そんなこんなで、父親に騙されて入社するんですよね。
(これめちゃくちゃ長くなりそうですね。) 
まずは、葬儀を覚えなくてはならないので、葬儀を教えてもらうんですが、月に4件しかないんですよ。しかも火葬式直葬も含まれてるので、実質稼働4日ぐらいなんですよね。 27日暇なんですよ。覚えるに覚えられないので、仕事(葬儀)を増やすべく営業せねばということで、色々なところに行くんですよね。 老人ホームや、病院、警察などなど。
思いつくところはすべて行くんですよね。全然だめなんですけど (^ ^::) 
でもですね、持ち前の明るさというか、なんというかどこ行ってもなんか気に入ってもらえるタイプでして。
なぜか仕事は少しずつ増え始めました。
そうなってくると、すぐ調子に乗るんですよね。 
それでまず入社後半年ぐらいで、元々働いていただいていた社員さんが辞めてしまうんですよね。 完全に私のせいで。
パートさんも辞めてしまうんですよね。 
今思えば、ただのクソガキで、社長の息子じゃなかったら、おそらく納棺されてましたね。(凄いブラックジョークなので多分消します。申し訳ありません)

その後パートさんとはご縁が無くなってしまいましたが、元社員さんは別の葬儀社に転職されたんですが、陰ながら応援してくれてみたいで、火葬場でお会いすることも何度かありまして、今でもごく偶にですが、連絡をいただいたり、したりしております。(そういえば最近はめっきりなので、この後連絡してみます。)
この退職で、社員の気持ちをすごく考えるようになりました。 もう本当、一人ではなにも出来ないのがよくわかります。 

社員は何よりも会社の宝だと今私が思えてるのは、お二人のおかげだと思っています。

入社後約一年ぐらいが経ち、社員は私が雇用した人3人ぐらいと私の4人ぐらいでした。

このときは月に30件ぐらいお仕事してた様な記憶なんですが、私史上一番の出来事が起こるんですよね。
まぁ、絵に書いた様な天狗になっていた私なんですが、取引先への対応も相当雑で酷かったと思います。
ただ、葬儀社は元請けになるので、まさか取引先からこんなこと言われると思ってませんでした。
『杉浦さんの仕事はもう受けれません』 

これはもう正直、天変地異というか。 えっ、こんなに勢いある会社の仕事断るの?え?
状態でした。 寺院送迎等のハイヤーさんなんですけど。 もうびっくりしちゃいました。
このことがあり、この時から取引先のことをすごく考えるようになるんですよね。 もうこのハイヤーさんにはすごく感謝していて、あの時よくぞ断ってくれた。と本当に感謝しています。
まぁただ、今取引先の会社さんがこれを見た時に、どこが考えてんだよって思われてしまうかもしれませんが
できる限り相手の立場になって、考え、持ちつ持たれつということを忘れずにお取引させていただいております。

まぁどれだけ天狗かというと、今月は400件ほど葬儀をお手伝いさせていただいてるので、今の1/10以下なわけで。
お恥ずかしい限りです。 ちなみに3年後ぐらいにハイヤーさんに、またお取引してもらえないか聞いたんですけど
断れてしまいました。 

さてさて、書き溜めてるわけでもないですし、長くなりすぎるので、この辺にします。

ここからぐーっと会社が大きくなるんですけど、きっかけとか。
なんで30件まで増えたのか。たくさんの社員の話とかは、杉浦本店 拡大期編的な感じでまた来月書こうと思います。

また来年にならないように。書いて欲しいなんて、電話が一回でもくれば書く気になるんですけどね。

では、失礼します。 杉浦

葬儀は事前相談が大切です。 お葬式は準備する時代になっていると思います。
事前相談をするのが、気持ち的におっくうでも杉浦本店なら、安心して任せられる葬儀社です。
自信があります。 自分の会社を良く言うのは馬鹿みたいかも知れませんが、自信があります。
どんなことでもいいので、ご相談をしてみてください。きっと少し気持ちが落ち着いて、少し気持ちが楽になることもあると思います。

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  1. 菊池賢一郎 より:

    過去、社員さんやパートさんが辞められたことなど、恨み節を言ってもよさそうな出来事なのに、それをすべてプラスの力に変えられていることが本当に素晴らしいと思いました。
    続きをぜひ拝見したいです。お忙しいと思いますがお時間ある時にぜひよろしくお願いいたします。

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